
孤独死清掃業 5年で15倍
2018年5月13日の毎日新聞朝刊号に、メモリーズの特殊清掃の記事が掲載されました。その一部をご紹介します。
『近畿地方を中心に特殊清掃を請け負う「メモリーズ」(堺市)の横尾将臣代表(49)には忘れられない現場がある。大阪市内の一軒家で8年前、住人の60代男性が風呂場で孤独死した。
疎遠だった親族からの依頼だった。台所や居間には食べかけのコンビニ弁当が散らかっていた。近所付き合いも避けていたという男性。冷蔵庫の扉には、自分に言い聞かせるように黒色のペンで書かれた張り紙があった。「明日もまた 生きてやるぞと 米を研ぐ」。横尾さんは「生きようとした形跡を目にすると、こんな最後しかなかったのかと切なくなる」と嘆く。同社には毎月150件近い依頼があり、その数は約10年前の15倍に上る。』
孤独死が急増している背景には、家族の希薄化が原因と言われています。核家族化が進み、単身高齢者数も増加していきます。頼みの綱である地域コミュニティが衰退していけば、今後はもっと孤独死が増えると思います。