現場に残る「SOS」
孤独死に関する特集記事「現場に残る SOS」が、2019年12月12日の神戸新聞に掲載さました。記事では近年増加傾向にある孤独死と、その後の部屋の片付けや消臭などを行う特殊清掃について伝えるために、神戸新聞の密着取材を受けました。
記事の冒頭をご紹介します。『一戸建て住宅の2階に上がると、尿の臭いと強烈な腐敗臭が鼻を突いた。コバエが飛び交っている。私たちは大阪市内の住宅街で、遺品整理会社「メモリーズ」の仕事に同行している。この家で一人暮らしをしていた70歳男性が、家の中で亡くなっているのが見つかった。キッチンの流し台に食器がたまっている。棚にインスタントラーメンと缶詰。壁に掛けられたカレンダーは、3カ月前のままだ。故人が倒れていた居間を向いて手を合わせ目を閉じ、合掌する。孤独死から死後3カ月の部屋の片づけ作業が始まる。』