モノが語る生きた道
2014年8月27日に大阪市立住吉区老人福祉センターで行われた、北区高齢者見守りボランティア研修会にて講演をさせて頂きました。実は、担当の方が以前に私の講演を聴衆され、是非自分の地域の方に話してほしいというご要望で実現しました。
今回は「遺品整理の現場からみえる、モノが語る生きた道」というテーマでお話しさせて頂きましたが、参加された一般市民の方々の「地域のコミュニティ」についての関心の高さに驚き、同時に心強く思いました。『地域コミュニティを築いていれば、身寄りがなく、独居生活をされている高齢者の方の孤独死を防ぐことが本当にできるのか』という質疑がありました。答えは、完全に防止することはできないかもしれませんが、孤独死を減らすことや、孤独死をされた後に早期発見することは可能だということです。私が遺品整理現場に立っていつも感じることは、地域コミュニティを築いていれば、救われた命だったかもしれないな…と、いうことです。それほど、人が人と関わるコミュニティの存在は重要だということを伝えさせて頂きました。