「遺品整理の現実」をテーマに講義
2016年6月27日に芦屋大学の「人間力概論」の授業に臨時講師として招待され、講義をさせて頂きました。遺品整理を通じて、私が経験してきたゴミ屋敷や孤立死などの社会問題とその現実をについて、実例を交えながらお話させて頂きました。
そもそも人間力概論とは、生きる意味を理解し、社会に適合するための能力、コミュニケーション能力、チャレンジ能力、自己管理能力などを養うためのもので、ある意味「ゴミ屋敷化」や「孤立死」を招いてしまった方々は、この「人間力」が欠如していたと言えます。大切なのは、なぜ人間力を失ってしまうことになったのか、その過程で未然に防ぐ方法はなかったのかを考えることだと思います。大学生の方々には衝撃的な内容も多く戸惑いもあったかもしれませんが、とても興味深く熱心に耳を傾けておられたのが印象的でした。今回の講義でこれから活躍されていく若い世代の方が、少しでも遺品整理の現実について何かを感じて頂けたのであれば大変嬉しく思います。