良い地域づくりの提案
2016年6月21日に大阪市東住吉区にある中野地域包括支援センターにて「モノが語る生きた道」というテーマで、遺品整理人ならではの目線で高齢化社会の現実をお話してきました。ケアマネージャーの方々に向けた勉強会ということで、いつもより掘り下げて問題提起させていただきました。
何気ない片付けが、高齢者の方にとっては大きな負担とプレッシャーになってしまうことや、ゴミを溜めざるを得ない人を「だらしない」という目で見ないようにしようなど、実体験を踏まえたお話をさせて頂き、とても内容の濃いセミナーになりました。誰しもが劣悪な環境での生活を望んでいるわけではありません。高齢によって体の不調や病気などが原因で、そういった状況になりうる可能性のある高齢者の方に対し、地域全体で様々な角度から寄り添ったり、見守ったりしていける『良い地域づくり』を提案していきたいと思います。