遺品整理人を聴く
2016年10月13日に、大阪市北区にある大阪弁護士会館にて講演を行いました。今回は大阪弁護士会友新会さまの主催で「遺品整理人を聴く」というテーマのもと、我々遺品整理人が現場から見えてくる遺族の方々の家族模様や死生観などお話させて頂き、さらに遺品整理業界は法整備も含めまだまだ未成熟な部分が多いこともあり、残されたご遺族の相続問題や成年後見の必要性や在り方、また今後大きな社会問題になるであろう放置空き家の処遇など、遺品整理の実務だけではなく多岐にわたる法律の知識などが必須であることをお話しさせて頂きました。
講演を視聴された参加者の方全員が弁護士の方ですので、法的関連性の課題点など興味深く関心を示されていました。 また質疑応答の際には「我々弁護士はデータや統計などを参考にした机上での話し合いが多いが、現場の声は説得力がある。もっとたくさんの人に是非聴いてほしい」と言って頂き、私自身もより一層この遺品整理業界の在り方について、たくさんの業種や機関の方々に伝えていくという使命感が湧き、大変有意義な講演会でした。