権利擁護セミナー2020
2020年2月2日に、奈良県葛城市の葛城福祉総合ステーションにて「社会福祉法人 葛城市社会福祉協議会」が主催する『権利擁護セミナー2020』の記念講師として登壇し、『遺品整理の現場から見える地域からの孤立の実態』というテーマで講演を行いました。本セミナーでは後見人をされている弁護士の方なども参加されていたので、権利擁護制度や死後事務委任契約を結んだ後の成年後見制度のあり方についてなど、より専門的なアドヴォカシーポリシーのお話もさせて頂きました。
近年、地方都市でもコミュニティの崩壊が進んでおり、昔のような地域住民による支え合い、助け合いが希薄になってきている印象があります。単身高齢者の方が生活を続けていく上で本当に困ったときには、地域の包括支援センターや行政機関を頼ることは、孤独死や孤立を防ぐのにとても大切なことです。国の保護制度の在り方を知り、権利を利用することは決して恥ずかしいことではありません。また、近隣住民の方がこうした権利の擁護する姿勢や考え方を持つこともとても重要だと思います。