社会と命の在り方
2022年11月19日に大阪府立懐風館高校(旧・羽曳野高校)PTAカルチャースクールにて「遺品整理現場から見える社会と命の在り方」という演題で講演を行いました。大学での講義は何度か経験がありましたが、高校生を対象にした講義は初めてです。実はこの懐風館高校は私の出身校で、高校時代の恩師からの依頼(断ることはできません)を受けての講演となりました。まさか母校で自分が講演をするとは思いもよらなかったので、感慨深いものがありました。
講義では、少子高齢化が進み、一人暮らしの高齢者の方が増加する中、地域からの孤立をなくすための地域コミュニティの重要性について問題提起を行いました。高校生には少し難しい議題のように思えますが、実は『学校』も『地域コミュニティ』そのもの。孤立している生徒がいれば声を掛けたり、気に掛ける、問題があれば先生に相談をする。実社会のコミュニティも、学園内のコミュニティも根本は同じです。刺激が多い話もしましたが、多くのの学生の方が興味深く耳を傾けてくれました。高校生の頃から、このような身近にある社会問題について考えることは、とても良いことだと思いました。大変有意義な講演でした。