遺品整理とグリーフケアの関係性
2022年11月20日に、東京都千代田区にある日本最古のカトリック大学としても有名な、上智大学で講演をさせて頂きました。今回は、上智大学グリーフケア研究所の修了生勉強会に講師として招かれ、「遺品と心を整理する 〜故人と遺族に寄り添う仕事の流儀〜」と言うテーマで、孤独死で最愛の人を亡くして、苦しむ方へ何ができるかを伝えさせて頂きました。実は日本初のグリーフケア専門研究機関が設立されたのが、この上智大学グリーフケア研究所です。上智大学グリーフケア研究所は日本唯一の専門研究機関で、現在も最先端の研究をされています。
グリーフケアとは、最愛の人を亡くしたことで深い悲しみから回復できず、悲嘆状態から抜け出せない方に寄り添い支えて、元の状態に戻れるようにサポートすることです。実はグリーフケアと遺品整理は密接な関係があり、悲嘆状態になる原因のほとんどが、「生きているうちに、もっとしてやれたんじゃないか?」という自責の念からくる故人に対する『罪悪感』と『後悔』です。これまでに遺品整理や特殊清掃に携わる中で、最愛の家族を突然亡くし、憔悴する方をたくさん見てきました。
メモリーズは遺品整理業界で初めて、グリーフケアカウンセリングを行える遺品整理業者として、悲嘆している方をサポートさせてきましたが、今回の勉強会では私自身も学ぶべきことが多くあり、大変有意義な時間となりました。これからもグリーフケアがもっと認知されていくために尽力したいと思います。