地域からの孤立の実態
2023年2月19日に、福祉サービスの利用や地域でのつながり、民生委員の活動などをサポートをされている滋賀県大津市社会福祉協議会からのご依頼で講演を行いました。当日はあいにくの天気でしたが、地域コミュニティに関わる民生委員の方をはじめ、たくさんの職員の方が参加してくれました。
今回は「遺品整理現場から見える地域からの孤立の実態」というテーマで、主に地域コミュニティの重要性についてお話しさせて頂きました。人間関係が希薄化している今、都市部だけではなく、地方都市でも核家族化が進んでいます。地域社会のつながりが薄くなると、持病を抱える人や障害のある方、体が不自由になった高齢者の人などが孤立し、必要な支援を受けられないケースがでてきます。そこで、民生委員の方が身近な相談相手となり、支援を必要とする住民と行政や専門機関をつなぐパイプ役を務められています。
そんな地域コミュニティの『要』ともいえる民生委員ですが、全国的にかなり不足しているのが現状です。また、基本は一般ボランティアの方々なので、孤立した高齢者の方への正しい知識や対処法などに苦慮されていると聞きます。そのような事情から今回、大津市社会福祉協議会からの講演依頼を受けさせて頂きました。メモリーズは微力ながらも、民生委員の方々の活動を支援し続けたいと思います。