この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理をしていると、ご近所の方が集まって来ることがあります。今回は大阪市内の下町にある、とある団地でのお話です。独居の高齢女性が部屋で亡くなられて、民生委員の方が発見された現場です。見積時には、この民生委員の方(地元のおばちゃん)に予算の関係で徹底的に値段交渉され、燃えるゴミはすべてご依頼者側で処分されるという条件で、格安料金で依頼を受けました。
そして作業当日、山陽地方にお住いのご親族の方々も現場に来られていましたが、民生委員の方が完全に現場を仕切っておられる感じです。「ご近所の方にも、貰ってもらう物がないか声を掛けてるのよ」と言いながら、燃えるゴミなどを整理をされていました。
玄関の周りには、すでにご近所のおばちゃんたちが取り巻いています。挨拶をしながら玄関に近づくと「あの時計、あたし貰うわ!」「この棚は私ね!」「ごめんね奥さん…これは私が昨日のうちに予約済みなんよ」…と、まるで魚市場のセリのように賑わっているではありませんか(汗)。作業が始まっても、玄関を通る家財道具を、まるで鑑定するかのように、おばちゃん達が見ています。 そして、おばちゃん達の数は増えていくばかり。「妹さんですか?私ね、おばあちゃんをよく面倒みてた者です」と挨拶される方も。「さすが関西…」と、妹様が小声で漏らしていましたが…納得です。
通常、処分品の中で寄付する物も多々ありますが、メモリーズの資材として使用させて頂く物もあります。例えば洗剤や、たわし、掃除用具など。この現場でも色々使用させて頂く事を、承諾済みだったので、箱に入れて玄関に置いていましたが、これさえもおばちゃん達に取られてしまい、スタッフ一同で笑うしかありませんでした。
ですが、このおばちゃん達は物を貰うだけではありません。燃えるゴミをまとめたり、ゴミ出しの当番など、このおばちゃん達で順番を決めており、恐ろしく「まとまりのあるチーム化」していました。故人はきっと、ご近所の方と地域コミュニティをしっかりと築き、このおばちゃん達に愛されていたんだろうな…と、微笑ましい気持ちになりました。ご近所との交流が希薄化している現代において、素晴らしいことだと思います。関西流の地域コミュニティに脱帽です。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。
メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。