この記事を書いた人
山下 豪一
所属：メモリーズ株式会社 大阪本社
役職：関西圏業務部長
資格：石綿作業主任者（国家資格）、建築物石綿含有建材調査者、福祉住環境コーディネーター、運行管理者
メモリーズ創業メンバーの一人。15年以上も遺品整理現場の第一線で活躍し、現場経験件数は業界でも屈指の4,000以上の実績。
孤独死現場、事件現場、凄惨なゴミ屋敷など…豊富な経験の中から、山下が遭遇した数奇な体験談をご紹介しています。
悶絶！階段5階のゴミ屋敷の結末
メモリーズ大阪本社の山下です。少し以前のお話しですが、大阪市内でゴミ屋敷の清掃をさせて頂きました。現場は雑居ビルで、4階と5階部分が住居スペースになっていて、ともにゴミであふれています。家財道具も多く、食材系のゴミも溢れかえっており、腐敗臭が漂い、ゴキブリが大量発生しています。しかもエレベーターが無く、階段の幅も狭い…。普通であれば間違いなく１日で終わるような現場ではありませんが、こんなゴミ屋敷でも1日で終わらせてやるぞと、いやがおうにも気合いが入ります。
ペース配分など一切考えず、エンジン全開で１階～５階を何往復もしました。途中、足が痙攣したりで、もう駄目か…とも感じましたが、全員が汗まみれで朝９時から始めた作業は、夕方５時過ぎに無事終了しました。
ゴミ屋敷は終わった後の達成感がたまりません。片付いた部屋を見ると感動します。ご依頼主様もものすごく喜んでくれます。
しかし…無理がたたったのか、私ともう一人の若いスタッフが膝を壊してしまいました。最後の１時間はろくに階段を上がることもできず、完全に戦力外。ちなみに次の日も作業だったのですが、私はろくに足を曲げることも出来ない状態で、足を引きずりながら作業を行いました。
横尾社長からは「しっかりせんか！」と言われましたが、そう言っている横尾社長も足を引きずっていました(笑)
