誰もが驚いたゴミ屋敷…そして孤独死

先日、大阪郊外で戸建住宅の全撤去作業を行いました。現場はゴミ屋敷で、孤独死をされたとのことでしたが…外から見れば普通の住宅です。しかし中に入ると…ご覧のようなゴミ屋敷。尋常じゃないゴミの量です。住んでいた方は50代の男性で、仕事も普通にされていました。出勤しないのを不審に思い、会社からご親族に連絡が入り、遠方だったため警察に通報し、駆け付けた警察官が部屋で亡くなられているのを発見したそうです。普段から身なりもきっちりされていたので、部屋の中を見てご親族は驚愕しておられました。

4DKすべての部屋がこの写真のような感じだったので、作業は困難を極めました。積み重なっている本や新聞、雑誌は紙業の3tトラックでも入りきれないほどの物量です。また、屋外に置かれていたネジが錆びついた物置の解体に手こずりましたが、スタッフ総勢8名で、8時間掛けて何とか作業はすべて完了しました。
このゴミ山の中で孤独死をされたのですが、幸い発見が早かったので特殊清掃自体は短時間で終えることが出来ました。ただしスタッフ全員、握力はなくなり、関節が痛み、腰は曲がらず…。 最後に生命保険証、登記済権利証書、現金などの貴重品をご親族に手渡すと「この状態でよく見つけましたね！」と、すごく感謝されました。