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癌で亡くなったお父様の遺品整理


癌で亡くなったお父様の遺品にあったメモの画像 先日、ご依頼主である息子様から、癌で亡くなったお父様の部屋の遺品整理をご依頼して頂きました。遺品を整理している時に見つけたメモがこれです…言葉は少ないですが、切実な思いが伝わってきます。抗がん剤の副作用がかなりきつく、長い闘病生活だったと息子様から伺いしましたが、日々変化する体調に苦慮する光景がメモから伝わります。

実はメモリーズにご依頼頂く遺品整理の案件のうち、癌で亡くなられた方の現場はとても多くあります。そして癌で亡くなられた方の遺品整理現場には特徴があります。それは、自身で「余命」を把握しておられるので、衣類や家財品などもすでに断捨離しておられていることが多く、貴重品なども分かりやすく一箇所にまとめられていて、整理整頓されている部屋が多いということです。もちろん逆に、自暴自棄になって生活が荒れている現場もありますが、ほとんどのケースで「終活」されている印象があります。自身の死期を悟り生活を送る…尚且つ、終活の準備をするのは並大抵の精神力ではできないことだと思いますが…。
また、ご親族がおられる場合に限れば、孤独死に至ることがまずありません。理由は遠方にお住まいの場合や、普段は疎遠になっている場合ても、死期が近いことを知っているので、頻繁に連絡を取ったり、一時的に同居されたりするからです。その場合、病院でお亡くなりになられることが多く、部屋で孤独死で亡くなって特殊清掃をしたということはほとんど記憶にありません。

癌は何十年もの間、日本人の死因の第一位になっています。厚生労働省の人口動態統計月報年計によると、日本人の3.6人に1人が癌(悪性新生物)で死亡していて、年間に約38万人の方が癌で亡くなられているそうです。唯一の治療薬とされる抗がん剤も、必ずしもすべての人に有効ではないと聞いた事があります。それぞれの病気に、それに効く薬が開発され、その繰り返しで医学が進歩していくのですね。医学の進歩により亡くなる方が少しでも減少する事をお祈り申し上げます。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

遺品整理現場の様子

誠実な遺品整理
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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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