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遺品整理を急がせる理由


ゴールデンウィークが始まる直前に、ホームページを見た方より遺品整理のご依頼がありました。大阪郊外のワンルームマンションで弟様が孤独死され、すぐに作業をしてほしいとのことでした。しかし、大型連休の前は早くからご予約が入り、実際に直近のスケジュールはすでに埋まっていました。また、幸い発見が早く、異臭や害虫の発生も無く特殊清掃の必要がなかったので、ゴールデンウィークが明けてからの作業を提案しました。しかし…ゴールデンウィークが始まる前に、どうしても作業を終わらせて欲しいとの事でした。結局、予定を調整したり人員を確保するなどして、連休の初日に遺品整理をすることになりました。

すぐに、正確な見積金額を出すために、ご依頼主である故人のお兄様と現場前で合流。40代後半くらいでしょうか…身なりからして生活には余裕があるように感じました。対して、故人の住んでいた現場のワンルームは、壁紙はタバコのヤニで茶色くなっていて、お酒の空き缶やコンビニの容器などが散見でき、相当生活が荒れていたと思われます。「ようけ金貸しててん…」とお兄様はつぶやいていましたので、特別な感情があったのかもしれません。いつもこの仕事をしていて思うのですが、男兄弟というのはドライな関係が多いということです。

そして作業当日、残置物自体が少なかったことと、遺品はすべて破棄処分ということだったので、予定通りの時間で遺品整理は終了しました。最後に、きれいに片付いた部屋を確認して貰うためにお兄様に連絡を入れます。すると、現場を確認しに来たお兄様の自家用車には、ご家族が全員乗っていました。「これでスッキリ旅行に行けるわ!」と、お兄様は車を走らせて行きました。遺品整理を急がせた理由は、スッキリした気分で家族旅行に行きたかったという事でした…。

ひとりひとりが生きていくのが大変な時代で兄弟などかまってられないのか、ひとりひとりが自由を求めすぎて肉親の縁でさえ希薄になっているのか分からないですが、孤独死は増え続け、コミュニティは崩壊している現状を危惧しています。

この記事を書いた人

横尾将臣

横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得

遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。

遺品整理現場の様子

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遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。

メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。

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