一軒家の遺品整理は時間が掛かります

大きいお家の遺品整理でいつも思うこと…それは、一軒家の遺品整理は時間が掛かるということです。当たり前のことですが、整理をしていると思った以上に物量が出るんです。押し入れやクローゼットの中の荷物も、見積りの時の感覚と違って実際に運び出すとかなりの物量が出てきます。各部屋はさほどなくても、部屋が多いとトータルで予想外の物量になって、結果的に想定以上に時間が掛かってしまうことがよくあります。

それから「物置」も侮れません。屋外に設置されているものは、雨風の影響でネジが錆びついていることが多く、解体するのに時間が掛かったりします。もっと手強いのは「庭木」です。処分代がとにかく高い！そして結構な体積をとる。でも空き家を放置してしまうと庭木が育ち、近所の方が結構手入れしてくれたりしてますが、遺品整理をするときに庭木を伐採することは意外と多いのです。最近はうちのスタッフも精度を上げてきており、もう少しで「バカボンのパパ」レベルの伐採技術に到達できるくらいです。遺品整理人は整理や清掃をするだけではなく、本当にいろんなことをしなければいけません。それには知識や経験もさることながら、体力も必要です。

遺品整理は毎日違う家に行くので新鮮で、色々な発見があり勉強にもなります。今回のご依頼も大阪市内の下町にある大きな一軒家でしたが、大量の遺品、庭には物置と庭木もあり、やはり時間が掛かりました。また、古い家だったので懐かしい玩具やレコードなど「昭和の品々」も次々と出てくるので、思わず手が止まってしまい余計に時間が掛かったのかもしれません…。