この記事を書いた人
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
大阪市内にあるワンルームマンションで遺品整理を行いました。ご依頼主は90歳近いご高齢の女性で、故人のお姉様。弟様が近所の銭湯で入浴中に倒れてしまい、搬送先の病院で亡くなられたそうです。
現場に到着し、部屋を見てびっくりしました…荷物が少ないのです。6畳に満たないワンルームのフローリングに、1畳分くらいのじゅうたんが敷いてあり、そこで寝られていたのでしょうか…掛布団(毛布)はありましたが、敷布団はありませんでした。80歳代のご高齢の身体にはどう考えても辛かったはず…何より冷たすぎます。部屋にタンスや衣装ケースなどはなく、衣類はベランダに干してあるのみで、数着を着まわしていたようです。ユニットバスに洗濯洗剤があったので、お風呂で手洗いしていたのでしょう。もちろん、洗濯機や冷蔵庫、テレビなどの家電製品もありません。
決して生活が逼迫していたわけでも、荒れていたわけでもなさそうです。生活ゴミや不用品もほとんどなく…かと言って貴重品もほとんどありませんでした。以前に、必要最小限の物しか持たない暮らしをされていたミニマリストの方の遺品整理をしたことがありますが、その方はミニマライフを楽しんでおられた様子が遺品から見て取れましたので、それとも違うような気がしますし、倹約という考えでしょうか…いずれにしても、80歳代のご高齢の方が必要最小限の家財品も持たないのは、日常生活にも支障をきたすと思うのですが。
遺品整理は清掃を含め1時間ほどで終わりました。処分の量は段ボールにして2箱分ほどで、ご依頼主にお返しする遺品の量は小さな紙袋に1つだけでした。遺品の量は故人が生きてきた証とも言えます。幼少期からの写真や賞状、最愛の人からの手紙、趣味の品など、80年間の足跡のような品々があってしかりですが…。
最後にお姉様は、綺麗になった部屋を見つめながら、何か話しかけているようでした。目に見える生きた証は少ないけれど、心にはしっかり「証」が刻まれているように思えました。
横尾 将臣
所属:メモリーズ株式会社 大阪本社
役職:代表取締役
資格:グリーフケアアドバイザー1級取得
遺品整理専門業者メモリーズ株式会社の創設者。創業から15年が経った今も、現場の最前線に立ち続けている生粋の遺品整理人。
遺品整理業界のパイオニアとして業界を牽引する一方で、若手育成にも尽力。それらの功績が認められ度々メディアなどに紹介されている。
遺品整理とは本来、ご遺族の方々が故人を想い、偲び、「思い出を整理する」事だと思います。しかし、遺品整理は精神的にも肉体的にもご負担を感じる大変な作業で『自分でやりたいけどどうにもできない』のは仕方ないことです。
メモリーズは開業以来、15,000件超の遺品整理実績を積み重ねてきており、担当させて頂く遺品整理人は高い志と豊富な経験を持っています。ただ遺品を処分するのではなく、ご遺族の方が前向きな気持ちになれるようにと、心を込めて遺品の片付けのお手伝いさせて頂きます。遺品整理のことでお困りなら、是非、メモリーズにご相談下さい。
関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県
南関東エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県
中部エリア:愛知県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、三重県
中国エリア:広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県
四国エリア:香川県、徳島県、愛媛県、高知県
以上の25都府県(北部、山間部、離島など一部地域を除く)が、対応地域となります。